後継者育成塾「出口戦略編」を開催しました|賃貸経営の将来判断を学ぶセミナー
後継者育成塾(北國新聞社後援)とは

高山不動産では、賃貸経営を次世代へ引き継ぐための学びの場として「後継者育成塾」を定期的に開催しています。
今回のテーマは 「不動産投資理論・出口戦略編」。
北國新聞社様の後援を受け、オーナー様・後継者の皆さまと共に、賃貸経営の“これからの判断”について考える時間となりました。
後継者育成塾は、不動産を単なる資産としてではなく、未来へ受け継ぐ経営資源として捉え直し、理論と実務の両面から学ぶことを目的としています。
賃貸経営で「出口戦略」を考えるべきタイミング

賃貸経営において出口戦略は、「売るか続けるか」という単純な二択ではありません。
今回のセミナーでは、出口を検討すべきタイミングとして、
- オーナーとして期待していた結果が得られなくなったとき
- オーナーとして全うすべき責任を果たしにくくなったとき
この2点を軸に整理しました。
空室の慢性化、修繕費の増加、相続対策の限界、法令対応の負担など、
収益性と責任のバランスが崩れ始めた瞬間こそ、出口を考える重要なサインになります。
出口戦略の選択肢と判断の考え方

セミナーでは、以下の出口戦略を具体的に比較・解説しました。
- 建て替え
- 用途変更
- 現状売却
- 更地売却
それぞれについて、
利回り・投資効率・修繕費・相続税評価・将来負担といった観点から検討します。
重要なのは、今売れるかどうかではなく、
「売った後、そのお金をどう使うのか」
「持ち続けることで、何を再投資しているのか」
という視点を持つことです。
数字は理解することが目的ではなく、判断のための材料。
その考え方を持ち帰っていただくことを、今回のゴールとしました。
次世代へ安心して引き継ぐために

後継者育成塾は、
「単なる相続人」ではなく、
経営を任せられる後継者を育てる場でもあります。
立退き問題や法的リスク、大規模修繕や解体費用、
さらには終活・遺品整理といった現実的なテーマにも触れながら、
家族と資産を守るための選択肢を増やすことを重視しています。
高山不動産は今後も、
目先の対処ではなく、
数年先・次世代まで見据えた賃貸経営を、オーナー様と共に考え続けてまいります。
ご参加いただいた皆さま、
そして後援いただいた北國新聞社様に、心より感謝申し上げます。