効果・コスト・リスクから見る空室対策のアイデア6選

いざ空室対策をしようと考えていても、アイデアによって方法は様々であり、どの空室対策をするべきなのか迷ってしまいます。
空室対策と一言ではいえても、実際の状態に合った空室対策は限られますし、適したタイミングも異なるのが難点です。
空室対策では、事情に合わせた立ち回りをすることが求められます。
今回は、効果・コスト・リスクの3点から見た空室対策のアイデアを確認していきましょう。

 

□空室対策に効果的な6つのアイデア

 

1.共用部分の管理を見直す
・効果:小
・コスト:小
・リスク:小

空室対策の根幹となるのは、今いる入居者を手放さない「退去率の低下」です。
手始めに小さなことからでも良いので、共用部分の管理を見直してみましょう。
常日頃からの清掃、劣化部分の適切な修繕といった空室対策は、新たな入居者の獲得にも効果が見込めます。

 

2.室内クリーニングを強化する
・効果:中
・コスト:中
・リスク:小

入居者が退去した際、室内クリーニングをすることが一般的です。
その際、クリーニング後のお部屋の状態を実際に確認していますか?
依頼するクリーニング会社によっては、得手不得手があり、汚れが蓄積してしまっている場所もあるかもしれません。
賃貸の部屋は代々多くの入居者へと引き継がれていくものですから、小さな汚れでも重なると厄介な汚れになってしまいます。
必要に応じて別の会社に依頼することも視野に入れて、室内クリーニングを強化しましょう。

 

3.無料インターネットを提供する
・効果:中
・コスト:中
・リスク:中

無料インターネットは、今やほとんどの賃貸で提供されるサービスとなりました。
学生や社会人層をターゲットとしている場合は、無料インターネットの空室対策は効果覿面でしょう。
コンセントに挿すだけの据え置き型のルーターもあるため、家賃に載せれば工事費も比較的すぐに回収可能です。
ただ、リモートワークの普及により、速度の遅い無料インターネットではニーズを満たせない可能性があります。
通信速度や安定性については要検討です。

 

4.設備を追加する
・効果:大
・コスト:中
・リスク:中

設備を追加したり、壁紙を変えたり、フローリングを変えたりといった小さなリフォームは、機能性や見た目の美しさを向上させるため大きな効果を期待できます。
コストは箇所によって変わってくるので、できるものから始めてみましょう。

 

5.大規模なリフォーム
・効果:大
・コスト:大
・リスク:大

空室対策の中では博打を撃つようなもので、慎重に検討する必要があるものです。
ただ上手くハマれば長期間にわたって効果を見込める空室対策になります。

 

6.管理会社を見直す
・効果:中
・コスト:中
・リスク:中

対応が遅かったり、管理が行き届いていなかったりする場合は、管理会社を見直すのも1つの方法です。
管理会社によっても得手不得手があるため、見直した途端に一気に空室対策が進むこともあります。
まずは相談から始め、相性の良い管理会社を見つけてみましょう。

 

□空室の原因はどこにある?

 

そもそも空室ができてしまう原因とはどこにあるのでしょうか。
考えられる原因としては、以下のようなものがあります。

・相場賃料よりも高い賃料設定になっている
・立地条件が悪い
・ターゲットのニーズに合っていない
・部屋や間取りが不人気
・宣伝が上手くいっていない

 

例えば立地条件が悪いことが空室の原因の場合、他にはない強みをつくり出す必要があります。
部屋や間取りが不人気である場合は、優先度の高いものからリフォームで交換していくのが良いでしょう。
原因に合わせて空室対策のアイデアを試していくと、リスクを少なくできます。

 

□慎重に検討したい空室対策アイデア

 

*相場よりも低すぎる賃料設定

 

相場の賃料より高い際、賃料を下げることは空室対策として一定の効果があります。
しかし、闇雲に下げれば良いというわけではないことに注意が必要です。
相場よりも圧倒的に低い賃料にしてしまうと、ただ収益が減ってしまうので避けた方が賢明です。

 

*費用対効果を考えないリフォーム

 

空室対策のアイデアによっては、費用が非常にかかるものがあります。
リフォームやリノベーションがそのうちの1つです。
このようなコストのかかる空室対策は、家賃でしっかりと費用を回収できるかがポイントとなります。
費用対効果を考えた上で実施しましょう。

 

*入居者ハードルの引き下げ

 

高齢者や外国人の入居を可能にするという空室対策は、トラブルが生じる可能性があるため慎重に検討する必要があります。
入居者のハードルを引き下げる際は、事前にトラブルを回避できるよう対策を施しておくことがおすすめです。
保証会社をつけ、契約を今一度見直してみてください。

 

□まとめ

 

今回は、空室対策のアイデアについてご紹介しました。
まずは現状を分析し、なぜ空室ができてしまうのかを把握しておくことが大切です。
事情によって適切な空室対策は異なることを押さえておきましょう。
なかには慎重に検討するべき空室対策のアイデアもあるため、管理会社や不動産会社に相談することも選択肢の1つとして検討しましょう。

※こちらは2023年2月5日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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※こちらは2022年12月8日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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