【賃貸の空室対策】その設備はニーズに合っていますか?

賃貸の空室対策として、リフォームやリノベーションを行って新しい設備を取り入れることを推奨する文言はよくあるものです。
しかし、そこで大切なのはその取り入れようとしている設備のニーズが本当にあるのか、そしてターゲットに合っているのかという点。
どれほど高機能な設備でも、ニーズに合っていなければ空室対策としては逆効果になってしまいます。
本記事では、賃貸の空室対策で確かめておきたい設備のニーズについてご紹介します。

 

□空室対策で設備を導入する際の要はニーズ調査

 

確かに、空室対策で新しい設備を導入するのは有効な手段です。
新品の設備ということで、一定の集客力はあるかもしれません。

しかし、それでは長期にわたっての空室対策にはなりえないのが配慮しておきたい部分です。
費用をかけて設備を導入するのであれば、長期的に空室対策として結果を残せるものを選びましょう。

空室対策で設備を導入する際の要はニーズ調査にあります。
そこでまず大切なのは、入居者ターゲットに合っているかという観点です。

 

ニーズを調査する際、記事中盤にてご紹介する設備ランキングは非常に参考になります。
しかし、このようなものを参考にするときには、入居者ターゲットに合っているかを必ず意識しておく必要があることに注意してください。

ターゲットにしている年齢層や世帯によって、設備に求められるニーズというのは異なってきます。
ファミリー世帯にとっては追い焚き機能は必ず上位に入ってくる設備ですが、一人暮らしの社会人にとってはあまりニーズがありません。

そのため、ランキングを参考にする際は「誰に向けて実施した調査か」と「入居者のターゲットとの相違点」を踏まえておきましょう。

 

そして、もう1つ大切なのがエリアによる特性です。
例えば周辺物件が木造アパートが中心のエリアであるのならば、オートロックへの設備のニーズはかなり高いかもしれません。
差別化要素としても働くため、結果を残せる空室対策になるでしょう。

また、そのエリアに多いのが社会人なのであれば、追い焚き機能の設備はあまりニーズがありません。
こうしたエリアの特性によっても、設備に対するニーズが変わってくることに注意しなければなりません。

・入居者ターゲットに合った設備
・エリアの特性に合った設備

この2点を意識した上で、設備導入へと踏み切りましょう。

 

□賃貸で人気な設備ランキング

 

*単身者向け

 

1位:インターネット無料
2位:オートロック
3位:高速インターネット
4位:宅配ボックス

インターネット無料は、今や必須の設備となってきています。
以後紹介するファミリー層のランキングでもトップに君臨しているので、賃貸の設備としては必須のものといっても良いでしょう。

単身者にとっては、やはり一人暮らしゆえの安全性への懸念があります。
オートロックがあれば関係者以外自由に出入りできないため、設備としても人気です。
木造アパートの賃貸の場合は大掛かりな工事になるため、導入は費用対効果を加味した上で検討しましょう。

 

*ファミリー層向け

 

1位:インターネット無料
2位:追い焚き機能
3位:オートロック
4位:高速インターネット

ファミリー層にとっては、やはり追い焚き機能がニーズの高い設備として挙がります。
家族で暮らしているとどうしても時間差で入浴することになるため、追い焚き機能は重視しておきたいのでしょう。
追い焚き機能を後付けするのはそれなりに費用がかかりますが、費用対効果は絶大といえそうです。

 

□ちょっとした工夫による空室対策

 

賃貸の空室対策で設備の導入は効果がありますが、費用がかかってしまう点がリスクです。
そこで、ここではあまり費用をかけずにできる「ちょっとした工夫による空室対策」をご紹介します。
ちょっとした工夫であっても、入居者の心をつかめれば最終的に選んでもらえるお部屋に仕上げることが可能です。

・室内干しに使える設備を設置する
・家賃をクレジットカード払いOKにする
・収納棚やフックを取り付ける
・収納スペースを使いやすくする
・入居者へプレゼント

このようなちょっとした工夫でも、入居者にとっては嬉しいものです。
特にフックはほんの些細な部分ではありますが、あると重宝するのでぜひ取り入れてみてください。

 

入居してくれた方へのプレゼントは今後の友好の証にもなるので、入居者と良い関係を築けるようになります。
あまり高価なものでなくても構いません。

「この部屋に住めばこんなメリットがもらえるんだ」と感じてもらうことが大切です。
良い印象を抱いてもらえるようなちょっとした工夫を考えてみてください。

 

□まとめ

 

今回は、賃貸の空室対策で考えておきたい設備へのニーズについて解説しました。
人気設備を闇雲に取り入れれば失敗がないということはなく、入居者ターゲットに合った設備を取り入れ、エリアの特性を加味して設備を導入することが大切です。

また、空室対策に悩んでいる時はプロの力を借りるのも1つの手段です。
当社では、地域に根差したノウハウや情報力を活用した賃貸の管理方法についてアドバイスさせていただいております。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。

※こちらは2023年2月5日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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※こちらは2022年12月8日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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