ゴミ置き場に貼るルール厳守や不法投棄を取り締まる張り紙には効果がある?

分別されていないゴミが捨てられていたり、粗大ゴミの不法投棄がされていたり、ゴミ置き場ではトラブルが多発しがちです。
問題の解決のために張り紙を貼る方法がありますが、果たして効果があるのでしょうか。
この記事では、管理人が知っておきたいゴミ問題の対処法について解説します。

□ゴミ置き場でありがちなトラブルとは

まずはゴミ置き場での問題について確認してみましょう。
今現在悩まされているトラブルは、どのようなものでしょうか。

1つ目は、ゴミの分別が守られていない問題です。
一般的に、ゴミ置き場に置かれたゴミは収集車が回収しにきます。
しかし、収集車はその日に定められている種類のゴミしか回収しません。

そのため、分別ができていないゴミは次の回収日まで放置されることとなります。
外観的にも良くありませんし、何より生ゴミが入っていれば異臭や動物による荒らしの原因となるので、非常に困る問題です。

分別が守られていないからと、管理人自らが中身を開けて分別することもあるかもしれませんが、時間も労力も無駄に取られます。
さらには、住人からプライバシーを覗かれたといわれてトラブルに発展することもあるため、注意が必要です。

2つ目は、ゴミ出しの時間が守られていないという問題です。
最近では24時間ゴミ出し可能な物件も増えましたが、ゴミ出しの時間のルールを設けているという所も少なくありません。
夜間のゴミ出しを禁止している所や、前日の夜間から当日の回収時間までなら許容している所もあるでしょう。

ゴミ置き場にゴミを置いている時間が長いほど、悪臭や害虫の原因となります。
それにもかかわらず、時間を守らずにゴミ出しをする人が一定数いるようです。
ゴミ置き場に近い住人からクレームを受けることもよくあります。

3つ目は、粗大ゴミの不法投棄です。
粗大ゴミといえば、ほとんどの地域では有料のシールを貼り、個人で業者に連絡して回収してもらう方法が多いですね。
しかし、大掃除や引越しのシーズンになると、こうしたルールを守らずに不法投棄する問題が多発します。
解決もなかなか難しい問題です。

□ゴミ置き場における違反を取り締まる方法は?

ゴミ置き場でのマナーが守られていないと、その物件自体の評価を下げることにもつながるため、一刻も早く解決したいところです。
また、問題が常態化すると他の住人のモラル低下を招く恐れもあるため、ここでご紹介する方法で迅速かつ適切に対処していきましょう。

まずは、ゴミ出しのルールや分別の方法についての張り紙を行いましょう。
今現在起きている問題について言及し、エレベーターや階段横などの必ず目につく場所に貼り付けてください。
この段階はあくまで正しいルールを啓蒙することが目的ですので、ゴミの特定は行わないようにしましょう。

改善されない場合には、ルール違反をしているゴミを撮影し、写真入りで注意を促します。
写真を公衆の面前に貼り付けることで、本人の自覚や羞恥心が芽生えることがあるので効果的です。

それでも改善されなければ、警告の段階に入りましょう。
ルール徹底を何度も呼びかけているのに改善されない旨を伝え、まだ改善されないのであれば開封して違反者を特定することを宣言します。
この段階で防犯カメラを設置してしまうのも良いですね。

こうしてルール違反を繰り返す住人が特定できたら、ご本人に警告文を通知しましょう。
実際にはゴミ問題だけで退去させるのは困難ですが「改善されない場合には契約解除もあり得る」と伝えるのもおすすめです。

□ゴミ置き場における張り紙の効果を高める

ゴミ置き場に張り紙を貼る方法は、2つのポイントを押さえるとより効果を発揮できます。

まず1つ目は、必ず目のつく場所に張り紙を貼ることです。
住人が必ず帰宅時に目のつく場所といえば、ポストがある場所やエレベーターもしくは階段がある場所です。
このような場所に、目立つように張り紙を貼り付けましょう。
張り紙と同じものをビラにして、各住人のポストに投函するのもおすすめです。

2つ目は、防犯カメラを活用することです。
ルールの徹底についての張り紙をする傍ら、ゴミ置き場には防犯カメラを設置すればかなりの抑止力につながります。
防犯カメラで撮影されていると分かっていながら違反を繰り返す人はいないはずです。

ゴミ置き場の付近に「防犯カメラ作動中」という張り紙を別に貼り付けても良いかもしれません。
違反者を特定するための防犯カメラであれば、それなりに解像度が高くて性能も良いものの方がおすすめです。
最近では5,000円もあれば防犯カメラを手に入れられますから、目的に合わせて性能を選びましょう。

□まとめ

今回は、ゴミ置き場のトラブルについて解説しました。
賃貸を経営している以上、ゴミ出しのトラブルはつきものです。
正しい対処法を知り、迅速に解決できるようにしましょう。

今回紹介した以外にも、金沢市内の物件を多く取り扱っております。

ぜひ金沢エリアの物件をご覧ください。

※こちらは2022年7月5日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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