冬の金沢の湿気は想像以上!賃貸住宅で備えるカビ対策

金沢にお住みの方で「冬の湿気が高くて困る」「冬は暖房機器と一緒に除湿器を使っても良いのだろうか」とお悩みの方はいませんでしょうか。

今回は、賃貸住宅でも使える湿度や換気の関係、除湿器の重要性について紹介します。

 

□金沢の冬の湿度と換気について

まずは、金沢の湿度について紹介します。

年平均で見ると、金沢と東京、大阪の間には大きな差はないです。
しかし、金沢は、降水量が多く、湿度が高いので、火災発生件数が少ないというデータもあります。

気象庁のHPによると、2017年12月~2月の3か月平均の湿度のデータは、東京が52.7パーセント、大阪が61.3パーセント、金沢が69.3パーセントと、湿度の差が大きいです。

東京や大阪の冬は、乾燥しています。
それに比べ、金沢の冬は逆に湿度が非常に高いのです。

では、賃貸物件において金沢では、比較的湿度の高い冬にどのような対策をすればよいのでしょうか。
湿度の高い冬に起こりがちなのがカビです。
カビは湿度が原因なので、湿度の高い金沢では起こりやすいと言われています。

カビの発生しやすい環境は、部屋の湿度が70パーセント以上、部屋の温度が10度~35度程です。
それに加え、風通しが悪い部分で発生しやすいです。
この場合、湿度が40パーセントほどでもカビは発生してしまいます。

梅雨の時期にカビが発生しやすいのはご存じかもしれませんが、冬場でもカビは発生しやすいのです。
暖房を使用すると外気と部屋の中との温度差が発生し、窓が結露することで、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

また、冬の寒い時期は換気を行う機会も減ります。
これも冬にカビが発生しやすい原因です。

冬場のカビでもしっかり対策を行えば大丈夫です。

先ほども述べた通り、換気は大切です。
それと同時に掃除も大切です。

賃貸物件の場合、自分のものであるわけでないため、掃除が面倒と思うかもしれません。
しかし、カビが発生すると、健康の問題になります。
そのため、掃除はきちんとしておくことが大切です。

カビ対策として有名な掃除方法は、お酢や無水エタノールを散布してふき取る方法ですが、次亜塩素酸はもっと効果が高いと言われています。

次亜塩素酸は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の約80倍の除菌力があります。
そのため、散布して少しおいてふき取るだけで効果があります。

また、カビの生えやすい部分に除湿剤を置けば、カビ発生を未然に防げます。
押し入れやクローゼットに置いておくことをおすすめします。

そして、除湿器で空気中の水分を取り除く方法もあります。
カビ対策だけではなく、洗濯物の部屋干しにも使える場合もあるので、重宝します。

 

□水蒸気の発生量が多い暖房機器は結露を生みやすいのか

水蒸気の発生量が多い暖房機器の代表例として、石油ファンヒーターが挙げられます。
石油ファンヒーターは、暖房機器の中でも即効性に優れています。
また、乾燥しにくいという利点もあります。

石油ファンヒーターの仕組みは、灯油を燃焼させ、空気を温めて、それをファンによって送り出しています。
その中で水が発生をします。
そのため、エアコンなどの暖房器具と比べると、乾燥しにくいです。
冬の空気の乾燥は肌荒れ以外にも、病気を引き起こすという危険もあります。

しかし、石油ファンヒーターの水分は乾燥しにくい点では優秀ですが、結露してしまうというデメリットもあります。
石油ファンヒーターから出た水分は、窓で冷やされて、水滴が溜まってしまいます。

この結露を防ぐために石油ファンヒーターと除湿機を併用しようと思っている方もいるでしょう。
実は、この2つを併用するのがとても効果的であるにも関わらず、なぜか併用できることを知られていません。
石油ファンヒーターと除湿機の併用可能ですし、とても効果的です。

冬場に除湿機を使うというのは少々意外かもしれません。
しかし、石油ファンヒーターと一緒に使うだけでなく、結露対策として、除湿機は有効です。
特に冬場の除湿機は、「デシカント方式」があっています。

除湿機には大きく分けて2つの種類があります。

1つ目が、コンプレッサー方式です。

これは、機械内で空気を冷却させ、水蒸気を水分に変えて、残った空気を出すことで、除湿を行います。
このコンプレッサー方式の場合は、夏場に効果的です。

2つ目が、デジカント方式です

これは製品内にある、乾燥剤に取り込んだ空気を入れ除湿を行います。
軽量コンパクトな除湿機で、冬場にも効果があります。
そのため、冬用の除湿機としてこのデシカント方式を持っておくのも良いでしょう。

また、エアコンの除湿機能と併用も1つの手です。

石油ファンヒーターと除湿機を併用すると、厄介な結露を防げます。
冬場で湿度の高さが気になる場合は、ぜひ試してみてください。

 

□まとめ

今回は、金沢などの冬場の多湿な場合の対策について紹介しました。
湿度が高いと、結露やカビが発生しやすくなります。
対策をして見た目だけでなく、健康にも良い暮らしをおくりましょう。

賃貸住宅での問題について何かご不明な点等ございましたら、ぜひ当社にご相談ください。

 

今回紹介した以外にも、金沢市内の物件を多く取り扱っております。

ぜひ金沢エリアの物件をご覧ください。

 

※こちらは2021年12月20日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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