不動産を相続して売却を考えている方にお届け!共有名義とは何かご紹介

皆さんは、不動産の共有名義とは何かご存じですか。
不動産を相続して売却をお考えの方の中には、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、共有名義について詳しく知っている方は少ないでしょう。
そこで今回は、不動産の共有名義についてご紹介します。

 

□不動産の共有名義とは

 

不動産の共有名義とは、その名の通り、不動産を複数の人で保有することです。
例えば、親の土地を相続する際に、兄弟や姉妹で共有名義とするケースがそれにあたります。
また、すでに共有されていた土地を相続するケースもあります。

では、持分や相続はどうなるのでしょうか。
実は、持分は共有している人の中で自由に決められ、均等に分ける必要はありません。
そして既に共有されていた土地を相続する場合は、その持分を相続します。

昔は世帯主だけの名義にすることが主流でしたが、今後は共働きが増えてきたことが相まって、共有名義の不動産が増えていくでしょう。

 

□共有名義のデメリットをご紹介

 

先ほど共有名義とは何かご紹介しましたが、実はデメリットがいくつかあります。
ここでは3つ見ていきましょう。

 

*次から次へと共有者が増える

 

まず1つ目は、次から次へと共有者が増えることです。
不動産を共有したまま放置すると、2次相続、3次相続とどんどん増えていき、共有者の数が30名以上にもなってしまいます。
そうすると物件の所有者の特定が不可能となり、その不動産は「所有者不明土地」と呼ばれるようになります。

所有者不明土地は公共用地の買収を滞らせたり、土地の売却に影響を及ぼしたりします。
社会的に悪影響になってしまうので、共有名義の場合は、相続登記を怠らない様に注意しましょう。

 

*管理がしづらくなる

 

2つ目は、管理がしづらくなることです。
不動産には、除草や清掃といった日常の管理が必要ですよね。
この管理は、その土地や空き家の近くに住んでいる人が行うことがほとんどですが、その人が他界してしまった後はどうなるでしょうか。
口頭で約束し、かつ善意で行っていた管理は、担当者が変わると簡単には続かないものです。

名義を共有すると売却する場合も全員の同意が必要となり、意見調整が大変にもなりますので、管理しづらくなるということを理解しておきましょう。

 

*売却しづらくなる

 

3つ目は、不動産を売却しづらくなることです。
共有した人同士は、「仲がいいから相続で揉めることはない」と思っておられますが、代が変わるとそううまくはいきません。
今の代の関係が良くても、10年後には意見が合わず、スムーズに売却できなくなる恐れがあります。
そのため、共有は自分たちの代で解消しておくことが最も望ましいでしょう。

 

□まとめ

 

今回は、不動産の共有名義についてご紹介しました。
名義を共有すると、管理が難しくなったり売却しにくくなったりと、デメリットが目立ちましたね。
共有を放置するとトラブルを次の代に持ち越すことに繋がるので、自分たちの代で共有を解消しておくと安心ですね。

 

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※こちらは2021年3月9日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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